〝片いなかモノ〟と〝異常心理モノ〟
1939年以後、急速に発展してきたペイパー・バック(*1)本の出版は、現在では年間・七千種、三億部に達しているそうです。その何割がミステリィで新作がどのくらいかはわかりませんが、入手可能なペイパー・バック本のミステリィをできるだけ多く紹介するのは、とても一人の解説屋の手にはおえません。ペイパー・バック本をまったく無視するか、あるいは自分の好みで紹介するかしか、いまのところミチはないようです。
ともすれば通俗といって軽視されがちなペイパー・バック本のミステリィから比較的やさしく楽しめる作品をえらんで紹介したいと願っています。
今回は、アクション・シーンを中心にお話しする予定ですが、いつものクセで、どこへ脱線してしまうかわかりませんが、そのまえに最近の通俗ミステリィの傾向を簡単に分析してみます。
セックスとアクションがシーンとしては二本の大きな柱になっていることは、あいかわらずです。
内容的には、むつかしくいえばモラルの喪失、アメリカ人らしい開拓魂や正義感が昏迷と背徳の壁にあたって敗退したことです。
そのあらわれは、露骨な反共ものとなり、あるいは逃避的な道化ミステリィ、軽妙なセリフや冗談だけに支えられたプレイボーイが主人公の都会派の作品にみられます。
ひところさかんだった、シリアスな社会問題を題材にした十代ものの犯罪小説も下火になってしまいました。十代ものの隆盛が五年ごとにまわってくるとすれば(I・シュールマン→H・エルスン→E・ハンター)(*2)、そろそろ次の代表選手がでてきてもよいのですが。
リアルな手法で警察活動を描く警官ものもハナについてきたようです。
題材としてあつかわれる犯罪のビッグ・スリーは、犯罪シンジケート(麻薬・売春・賭博)、国際問題(反共・スパイ・暗殺)と、たえることのない三面記事上の犯罪(誘拐・偽造紙幣・遺産あらそいなど)でしょう。
新しい傾向としては、大都会を離れた片田舎の小さな町に舞台を限定したサスペンスものや、通俗的な中にも人間の異常な心理を行動をとおして追求する心理ものです。
前者の例としては、ヘミングウェイの『殺人者』に似たシチュエイションをひきのばし、台風や町の人それぞれの心理で味つけしたライオネル・ホワイトの ”Coffin for a Hood” (58)などがあります。
後者には、《マンハント》にも短篇を発表している新しい作家ローレンス・ブロック ”Mona” (61)などがあります。この作家の異常心理を扱った作品はどれもどこか退廃的で背徳の匂いがします。”Mona” ではヘロインを仲に結びついた男と人妻が描かれていますが、禁制のヘロインを愛する女に注射して中毒患者にし、いやでも彼から離れられなくしてしまうドギツい描写がえんえんと二十ページにもわたって続きます。
そのうちの一節をひろってみましょう。
『俺は彼女が薬の切れた苦痛に身をよじるのを見守っていた。薬を俺にねだっているのだが聞えないふりをした。薬をさがして、あたりを這いまわっている。みつかりっこないところにかくしてあるんだ。
やがて立ちあがった彼女は、気ちがいみたいに赤いきれいなドレスをひきちぎりはじめた。
ブラジャー、下着を順に脱ぎすてる。盛りあがった豊満な乳房を手のひらですっぽりつかむと俺に向ってつきだした。
「なんでも、あげるから、お願いよ」』
というぐあいに、もだえ・哀願しているのが、次頁のカットに使用したカバー・ピクチュア(*3)です。
いまお話した二つの新しい傾向が、はたして定着するかどうかは疑問ですが、従来のタイプとは趣きの異なった注目すべき作風にはちがいありません。
ハードボイルド・ミステリィに必要な条件であった物語性が、たんなる事件のおぜんだてから一歩進んで人間の心理をドラマティカルに追求しようとする傾向にうつっているともいえます。
一方、ハデな動きを主眼にした私立探偵ものでは、やはりみせ場になるのはアクション・シーンです。
殺し屋対私立探偵
アクション・シーン、特にピストルでわたりあうシーンの花形は、私立探偵対殺し屋の決闘です。前にもお話したオヴィッド・デマリスの ”The Long Night” (59)の第十四章に、ウェスタンまがいの決闘シーンがあるのでひとつシナリオふうに御紹介しましょう。
〝ラスヴェガスの対決〟 登場人物
ヴィンズ・スレイダー(*4)……私立探偵。友人を殺した犯人を探し求めている
ビッグ・ノーズ(大鼻)……ラスヴェガスの殺し屋
スキニイ(やせっぽち)……ラスヴェガスの殺し屋
141 アパートの一室(夜)
入口。スレイダー、合鍵を使って、わけなく室にはいりこむ。安楽椅子に坐り、ホルスターからベレッタ・オートマティックをぬきだす。
イタリー(*5)での戦争のころを思いだしている。顔をしかめる。手慣れたコルト・スペシャルのリボルバー三八口径でないので、扱いにくいらしく、ためしてみる。
リボルバーはオートマティックに比べて ①機構が簡単、故障が少い(*6) ②軽量 ③クリップにいちいち弾をつめなくてもよいので慣れるとかえって便利 ④精度がよい。
ピストルをあつかう指のクローズアップ。弾倉からクリップをひきだし、弾丸を数える。遊底をひき薬室に一発目をつめる。引き金をロックし安全装置をかける。ひざにベレッタをおき、入口に向かって坐る。
窓のブラインド。車のライトがあたる。しばらくして鍵穴にキーをいれる音。把手のクローズアップ。ゆっくりまわる。緊張したスレイダーの顔、指のクローズ・アップ。親指が安全装置をはずし、引金に指がかかる。ドアがあく。床に二つの影。明り(*7)がつく。室にはいった二人の男の顔。ギョッとした表情。スレイダーの手のベレッタ。二人組の殺し屋のイタリー系の顔。
イタリー人の殺し屋はもっとも残酷である。無表情なメークアップ。典型的な殺し屋スタイル。ハデなネクタイ。あまり金まわりはよくない。
無言。スレイダーの手のベレッタが動く。それにつれて二人が動く。左手でお互いに相手のホルスターから古い軍隊用の四五口径のリボルバーをぬく。床に落ちたピストル。スレイダーは用心深くひろってポケットにおさめる。
スキニイ「なんの用だ?」
スレイダー「ききたいことがある」
ビッグ・ノーズ「言うことなんざ、ねえよ」
スレイダー「外にでよう。近所めいわくだからな。静かなところで話そうじゃないか」
無言の威圧感。スレイダーの手のベレッタが二人をうながす。二人が先に室の外にでる。スレイダーはゆっくりあたりをみまわし明りを消す。
142 車の中(中古のビュイック)
殺し屋があまり金まわりがよくないことが車の型からもわかる。
スレイダーは後部に坐る。運転席のスキニイとビッグ・ノーズにピストルをつきつけている。車の窓に街の夜景。ハイウェイ。窓の外が暗くなる。
ビッグ・ノーズがポケットにそっと手をしのばせようとする。スレイダーが気づく。
スレイダー「へたなことを、たくらむなよ」
ビッグ・ノーズ「煙草だ、いけないかね。どうかしたんだい(*8)。神経質になってるぜ」
スレイダー「(怒りをおさえた静かな口調で)そうだ。神経質になってるんだ」
スレイダーはピストルをふってみせる。運転席のスキニイがぐっとつばをのみ、ミラーに映ったピストルをみる。ふたたび沈黙。三人三様に腹の中でなにか考えている。ときたますれちがう車のヘッドライトが窓に映る。夜のハイウェイをつっぱしるビュイック。砂漠のまん中にさしかかる。
スレイダー「左へ折れろ」
スキニイ「砂漠の中へか?」
スレイダー「言われたとおりにするんだ」
車がとまる。スキニイからイグニッション・キーを受けとる。
スレイダー「よし、外へでろ。ライトのあたっているところに立つんだ」
頭上に腕を組んで二人が外にたつ。スレイダーも車からでる。ヘッドライトはそのまま。
143 砂漠の中
ライトをつけたままの車。ピストルをかまえたスレイダーと二人の殺し屋。かくれる場所もない。月光の中に遠くの山がぼんやりとうかんでいる。
スレイダー「質問は二つ。俺の友達を殺した理由と、お前らのボスの名前だ」
ビッグ・ノーズ「言うことはねえよ」
スキニイ「そうだ。なにも言うことはないぜ」
スレイダー「どうとも勝手にしろ。だが、黙っていれば、ここで誰かが死ぬことになるぜ」
スレイダーがポケットからピストルを二丁とりだし二人の足もとに投げる。
スレイダー「最後のチャンスだ。お遊びじゃない。十かぞえるうちにしゃべるんだ。さもなければ。ピストルを使うハメになるぞ」
スキニイ「なにをする気だ、いったい?」
ずるがしこそうに舌なめずり。ピッグ・ノーズは無表情だが、おもいつめた顔。
スレイダー「フェアプレイでやろう。十かぞえたら俺もピストルを投げる。お前らにもピストルを拾うチャンスをやる。腕に自信があれば心配するごともなかろうぜ。いやなら話せばいい。俺よりずっとブはいいだろう」
スキニイ「それじゃまるで殺人と同じだ」
ビッグ・ノーズの眼はじっと足もとのピストルにそそがれている。
スレイダー「一。二。三。……」
スレイダーがかぞえるごとに、ビッグ・ノーズは汗ばんだ指をズボンにこすりつける。
スキニイはじりじりと後退する。
スレイダー「八。九……」
ビッグ・ノーズは、ピストルにとびかかる体勢。
スレイダー「十」
無気味な沈黙。ゆっくりとスレイダーの手が動く。ピストルが手からはなれ左側にとぶ。ビッグ・ノーズがかがみこむ。スレイダー左側にとびピストルをつかむ。同時にピッグ・ノーズのピストルが火を吐く。スレイダーは車のライトの当らぬところにころがり、体勢をととのえる。標的を見失なってピッグ・ノーズはピストルを発射しながら暗闇に向かって走る。スレイダーのピストルが火を吐き、顔をおさえてビッグ・ノーズがよろめく。大きな鼻の下にぽっかりと穴があき、血がほとばしりでる。(クローズアップ)ばったり倒れる。スレイダーはゆっくり立ちあがり、ピストルを二丁ともひろう。スキニイは砂漠の中を駈けだして逃げている。スレイダーは車にのり、その後を追う。スキニイに追いつく。車にのせ、ビッグ・ノーズの死体のころがっているところにつれてくる。無理に死体をみせる。死体を背景にして二人の会話、
スキニイ「話すよ、話す……」
スレイダー「おれの友達を殺したわけは?」
スキニイ「現場をみられたからだ」
スレイダー「お前のボスは?」
スキニイ「言えねえ、それだけは」
スレイダー「じゃ、これか」
意味ありげにピストルを示す。スキニイは上目づかい。スレイダーの顔はきびしい。
スキニイ「ジョーイだ」
スレイダー「なに!」
シーン23参照。回想場面で、スレイダーの妻がジョーイとねんごろになり。現場にふみこんだスレイダーがジョーイの片腕を折るシーンがあった。
スレイダー「よし、わかった」
スキニイ「じゃ、俺は?」
スレイダー「ピストルをひろいな」
スレイダーがまた足もとにピストルを投げる。
スキニイはぎょっとしてそれをみる。
スキニイ「なぜ? もう話したじゃないか」
スレイダー「チャンスをやるんだ。俺の友達にはチャンスもやらなかったんだろう」
スキニイ「いやだ。やりたくねえ」
スレイダー「それはお前の勝手さ。俺もピストルをすてる。お前がやろうがやるまいが、俺は拾って射つ。これが規則だ」
スキニイ「そんなムチャな。まるで人殺しだ」
スレイダー「用意はいいか、ゲス野郎!」
にらみ合う二人の影。カメラ、バックしてロングにうつり、やがて遠くの山肌から中空にかかる雲の切れめの月。静寂の中で、ピストルの発射音がつづけて四発鳴る。すこし間をおいてさらに一発。
テーマ・ミュージックが流れはじめる。
ピストルをかまえて砂漠に横たわっているスレイダー。顔のクローズアップ。ひたいから血が流れ、左眼をおおっている。
スレイダーは片ひざをたて、顔に手をあてる。頭をふってたちあがる。砂漠の中に倒れている二つの死体。大きく息を吸いこむ。指はピストルの引金にきつくくいこんでいる。スレイダーは左手で自分の指を一本一本もぎとり、ベレッタをホルスターにおさめる。ピストルをひろい、二つの死体のそばに投げる。
スレイダーがビュイックに近づく。
144 車の中
運転席のスレイダー。キーをさしこみ、エンジンをかける。車はふたたびハイウェイにでる。
〈ロス市に二十キロ〉と書いた道路標。
バックに主題歌『長い夜のドライブ』が流れる。
〽長いこと待ったのは あの子だけじゃない
俺だって 俺だって待ってたんだ
ああ 長い長い夜のドライブ
あの子はもう待っていない
消えた恋 昔の夢
長いこと待ったのは あの子だけじゃない
俺だって 俺だって待ってたんだ
ああ 長い長い夜のドライブ
タイトルソングにかさなってスレイダーの独白がアップしてゆく。
「車のタイアがきしむたびに、はりつめた俺の神経が悲鳴をあげる。ハイウェイにでると、あとはジョーイのいるロス市までの長い長い道のりだ。あいつのことを考えながら気を静めるにはじゅうぶんの長い長いドライブだな」
夜のハイウェイを走るビュイック。(暗転)
長いドライブですっかり道草をくってしまいました。ハデなアクション・シーンがそのままサスペンスにむすびつくとはかぎりませんが、ペイパー・バック本の物語のおぜんだては展開がはやく行動的(視覚的)で、アクション映画にそのままなりそうなものばかりです。書きこみがたりず、じわじわしめつけるようなスリルがありませんが、物語を追って読むかぎりではけっこうたのしめるのです。
弁護士対私立探偵
いつもあまり私立探偵の肩ばかりもつようで、すこし気がひけるので、次にひとつ悪玉の探偵がおなじみの弁護士スコット・ジョーダンにいじめられるシーンを紹介しましょう。作品はハロルド・Q・マスール(*9)の第5作。”The Big Money” (*10) です。
第一章でワシントンから帰ったばかりのジョーダンが彼の事務所に戻ると、部屋には自分がスコット・ジョーダンであると名乗る男が待っている。
「冗談じゃない、俺がほんもののジョーダンだ」
と言い争うまもなくピストルをつきつけられて、ジョーダンはタンスの中におしこめられてしまう。
ほんものの弁護士ジョーダンに重要な証拠書類をもってきた依頼人から、童話の赤ずきんのお話よろしく、さきまわりした狼がそれをまきあげてしまうお芝居に、まんまとひっかかってしまったわけ。
裏で糸をあやつる悪徳実業家に雇われたこの偽者のジョーダンをやっとみつけだしたのは、物語も三分の一を経過した第九章です。
『電話帳にはラツコウという名がいくつもあったが、それらしいのは二人、スタンリー・ラツコウ(無職)とヴィクター・ラツコウ(私立探偵)だった。順にあたってみることにする。はじめのほうはちがった。いよいよ最後のひとり。俺は私立探偵事務所の看板のでている扉の前にたって深く息を吸いこむと、なかにはいった。
机の上の靴の裏だけみえて顔はみえない。
「よう、ラツコウ」彼はびっくりぎょうてん、眼の玉がとび出そう。狼みたいな顔が前に会ったときよりもぐっとひきつっている。「驚いたかい?」彼は椅子に坐り、髪の毛をなであげたり、唇をしめらせたりおちつかない。
「私立探偵がきいてあきれるぜ。〝何でもしてやろう〟か? 本人の許しもなしに他人の肩書きをかたって、いくら貰ったかしらないが、とにかくワリにあわなかったようだぜ。こうなると、ちょっと話はまずくなったんじゃないかね」
ラツコウがシラをきるので、俺はすこしおどしてやった。殺人事件に関係があることを匂わせてみた。
「それと、なんの関係があるんだ」
「火曜日にお前はあの一芝居をうった。翌日、お前の雇い主の家で殺人事件があった。関係があるかどうかは警察が調べるだろうよ。いま警察の連中は手がかりがないんで、お前さんをつきだしてやれば、さぞや喜ぶことだろうぜ。連中に話すか、俺に話すか、ここはアメリカだ、投票は自由だよ」
「何が知りたい?」
「お前がだましとった書類の内容だ」
「彼女に、きけばいいだろう」
「俺はお前さんにきいてるんだ」
「しばらく、考えさせてくれ」
俺のかんしゃくだまは破裂した。
「考えるなら、警察で考えな、証拠をかくして法律の妨害をする私立探偵を、とってもかわいがってくれるっていうぜ」
そういってダイアルをまわしながら、俺は眼のすみで彼の動きをみていた。ラツコウはそっと手を机の引出しにのばした。ピストルをつきつけられるのは一度でたくさんだ。電話器をほうりなげると机のところにすっとんでいって、引出しをピシッとおさえた。引出しがカナテコがわりに彼の指をしめっける。彼は悲鳴をあげた。ちょっぴり力を加えてやる。
「そうはいかないぜ。もうピストルはごめんだ」
ラツコウはじっとりと脂汗を流しながら、手首が折れそうだと泣きごとをいった。
「じゃ、どうしろっていうんだ。引出しを離して、あやまれっていうのかね? それともホータイでも買ってこようか。とにかく、しかけたのはお前さんなんだぜ」
「ちきしょう、たすけてくれ!」
「もうちょっと待ちな、おとなしく」
そのまんまの状態で俺は警察に電話した。
「さあ、すこしゆるめてやろう。へたな手だしはするなよ。今日はちょっと虫のいどころか悪いから、何をしでかすか保証はできないからな。その手じゃピストルも射てはしまいがね」
まっさおな顔から汗がたらたらこぼれている。引出しからでてきたのは、青くはれあがった彼の手とジャーマン・シュマイセールの小型オートマティック三二口径だった。
「はずかしくないのかね、外国製のピストルなんかもってさ。お前さん、愛国心がないのかい」
ソーセージみたいな彼の指をみると、ちょっとかわいそうになったので、ハンカチをホータイがわりに巻くのをてつだってやり、警察の連中がやってくるのを二人で黙って待つことにした』
ジョーダンって男はまったく口八丁・手八丁の弁護士で、頭のほうはからっきしおルスなタフ一点張りの私立探偵では二、三人たばになってもかないっこなさそうです。カットにつかった ”The Big Money” のカバー・ピクチュアは殺し屋スタイルの男の正面像で、お色気なしの表紙です。$のカフスボタンなど、ちょっとしゃれています。
短かい(*11)紙数なので、アクション・シーンをじゅうぶんには紹介できませんでした。次回はぐっとくだけて、お色気シーンのピック・アップをしてみましょうか。
〈拳銃の写真は、久保書店刊『拳銃百日』より〉(編注・『世界拳銃百科』? 拳銃の写真はweb版には掲載していません)
*出典 『マンハント』1962年4月号
[校訂]
*1:ペイパー・バック → ペイパーバック
*2:I・シュールマン_H・エルスン_E・ハンター ⇒ I・シュールマン→H・エルスン→E・ハンター
*3:カバー・ピクチュア → カヴァー・ピクチャー
*4:ヴィンズ(ヴィンス)・スレイダー
*5:イタリー → イタリア
*6:少い → 少ない
*7:明り → 明かり [どちらでもいいのかも]
*8:どうかしたんだい → どうしたんだい [このほうが通りがいい?]
*9:ハロルド・Q・マスール(マスア)
*10:The Big Money →『ビッグ・マネー』
*11:短かい → 短い[当時は正しかったのかも]